家にネズミが出た時の対処方法

ネズミは寒さに弱いため、冬の季節や夜になると家屋に浸入してきます。

しかも、ネズミは繁殖力が高いので、早期に発見して早期に駆除するなどの対処が鉄則であるといわれています。またネズミが家屋に浸入してくると、経済的な被害や衛生的被害をもたらします。

都会では電線ケーブルさえもかじるので、都市機能が被害を蒙ることさえあります。そんなネズミの対処方法について、詳しくご紹介してみたいと思います。

ネズミによる被害

ネズミによる衛生的被害

ネズミによる被害には、衛生的な被害や経済的な被害、それに都市機能の被害などがあるといわれています。とりわけ人が住んでいる家屋に浸入してくるネズミの場合、病原菌を媒介するために衛生的な被害に気を付ける必要があります。

かつて14世紀頃のヨーロッパでは、ネズミによるペスト菌が流行し多数の命が失われました。もちろん現在では、衛生環境も随分整い予防薬もあるので、致死率が高いとはいうものの早期に治療さえ行えば死に至るという心配は要りません。

しかしながら、ハンタウイルスは未だ有効な治療法がないため、海外では多くの死亡者が出ているといわれています。

ネズミによる経済的被害

ネズミによる被害の中でも経済的な被害も見落とすことはできません。例えば食料品を置いていると、すぐにかじってしまいます。あるいは、家具すらもかじってしまうので、家を支える柱などが被害を受けることすらあります。

ちなみにネズミが物をかじるという習性についてですが、常に物をかじっていないと口を塞いでしまうくらいに前歯が伸び続けるのだそうです。従って前歯をすり減らそうとして、食料品だけでなく家の柱などもかじるので、結果的には経済的な被害も受けるのです。

ネズミが家に出た時の対処方法

賢いクマネズミ

かつて、ペストが流行した時代のネズミといえばドブネズミでした。ところが、ドブネズミやハツカネズミというのは、ネズミ捕りの仕掛けにも引っかかりやすいので対処に困るということもありません。ところがクマネズミは、家ネズミの中でも賢いネズミであるといわれています。

ネズミ捕りにも中々引っかかってくれません。また近頃では、スーパーラットと呼ばれるクマネズミが進化したネズミすら登場するようになりました。このスーパーラットは、耐性力が強い上にその遺伝子が子供にも受け継がれていくといわれています。

早期対処が鉄則

どんなに賢いクマネズミやスーパーラットでも、やはり弱点というものはあります。それは飢餓に弱いため、ゴキブリなどとは違って数日間何も食べないでいると死んでしまうといわれています。

ネズミが食べる食べ物をテーブルの上に放置したり、床にこぼしたりしないことです。また、食料品を段ボール箱に入れたまま置いておかずに、冷蔵庫の中や戸棚に仕舞っておくということも大切です。

ネズミ予防のコツ

侵入口を塞ぐ

ネズミは、わずか1〜2センチ程度の隙間があれば侵入することが可能です。

外から家屋に浸入してくると思われる出入口を塞いでしまうというのが何よりも大切です。とくにガス管や水道管などが家屋に配管されているその隙間、あるいはエアコンの配管の隙間などをモルタルやコーキング剤で塞ぎましょう。

その他にも、換気扇を使わない時はシャッターを常に閉めた状態にしておくことや外壁が壊れている箇所があれば早急に修理することも大切です。あるいは窓を開ける時には、網戸を設置したりすることも大切です。とにかく、1センチ以上の隙間を無くすということがポイントです。

ただし、素人が侵入口を全てふさぐというのは、現実的に相当に難しいです。以前、害虫・害獣の駆除をしていた私が断言いたします。ネズミを捕獲したり退治するところまではなんとかできたとしても、侵入口の封鎖は、プロの専門家でも難しい領域なのです。

もし、ネズミに二度と侵入されない家にしたいのなら、優良なネズミの駆除業者に依頼するのが近道です。費用はそれなりにかかりますが、実績の豊富な業者であれば、確実に封鎖してくれるでしょう。

ネズミ研究室のおすすめは、みんなのネズミ駆除屋さんです。
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巣作りをさせない

ネズミは夜活動する習性があるため、昼間食べ物がテーブルの上にあってもまだよいのですが、夜は絶対に食べ物を放置しないということがポイントです。

仏壇にお供え物をしているようなお家では、夜には片づけるということも大切でしょうね。あるいは、生ごみも三角コーナーに入れっぱなしにはしておかないことです。

さらには、ネズミが家屋に浸入してくる理由の中に巣作りというのがあります。とくにビニール袋や段ボール、あるいはティッシュペーパーや新聞紙というのは、ネズミの巣作りには格好の材料となってしまいます。そのため、それらを室内に放置しておかないで戸棚や収納棚に仕舞っておくということも大切です。

また、家具の裏などには巣をよく作るので、数日置きに掃除するということも大切です。

まとめ

ネズミによる被害というのは、すでに申し上げましたように厄介なものです。しかしながら、家屋に浸入させなければ防ぐことが可能です。

捕まえて駆除するという意識よりも、「侵入を防ぐ」という意識に変えることから始めましょう。

なお、自治体のホームページにも、ネズミ対策についてのかなり有益な情報が掲載されています。

例えば東京都ですと「東京都ねずみ防除指針」というページから、さまざまなネズミ対策の知識を得ることができます。

大阪府であればこちらにあります。「ねずみの駆除について

ぜひ、さまざまな情報を得て、ネズミ対策をしてみてください。どうしてもだめな場合は、駆除業者に相談してみましょう。